※人魚さんからお許しをいただきましたので、伏せてあった句をUPいたします♪
眼を上げて男眺むる金魚かな
問ひたげな下唇の金魚かな
涼風やセシルカットとボブカット
静魚
梅雨の晴れ間というにはあまりにも爽やかな週末、六月のKIMA句会がありました♪ 「爽やか」といえば秋の季語ですが、湿度が低く、暑くもなく、半袖が心地よい、そんな日はやはり爽やかという言葉しか浮かびません。 語彙が少ない…。
出席は静魚先生、毬さん、留以さん、太平洋さん、万見さん、白帆さん、そして桃兎、の7名です。 人魚さん、夜空さん、陶青子さんはそれぞれご用ができて欠席。 少し淋しく思っていたところ、句会終了間際に人魚さんと陶青子さんが駆けつけて選句してくださり、また裏句会半ばには綺羅里さん、結女さんが来てくださって、賑やかになりました。 良かった♪
兼題は「風薫る(薫風、薫る風、風の香)」「金魚(和金、琉金、出目金、蘭鋳、獅子頭)」「涼し(涼気、朝涼、夕涼、晩涼、夜涼、水涼し、庭涼し、鐘涼し)」。 人魚さん、夜空さんの投句を含め、全六十三句の中から先生の特選、選、参加者全員の特選をご紹介いたします♪ (清書順、俳句賞応募予定の方の句は伏せます。)
[河内静魚 特選]◎が特選中の一番♪
◎淋しさを赤い金魚に重ねをり 白帆
知識だけ頭でつかち阿蘭陀獅子頭 夜空
薫風や誰かに呼んでほしくなり 留以
波風を立てぬ暮らしや黒出目金 桃兎
[河内静魚 選]
金魚玉話し上手と聞き上手 人魚
てつせん花切りたくもありこの縁 人魚
薫風にパンの匂ひのころがれり 夜空
白壁の白なつかしく風薫る 白帆
すてし句の文字が離れぬ半夏生 万見
薫風のバービーハウスに行止る 人魚
琉金の尾のひれゆらり夢こぼす 夜空
散りばめし記憶のかけら星涼し 白帆
[桃兎 特選]
ゴッホになし金魚の赤の濡れし色 静魚
[太平洋 特選]
ためらひの無き鑿(のみ)跡の涼しかり 夜空
[毬 特選]
問ひたげな下唇の金魚かな 静魚
[白帆・陶青子 特選]
六月の十字架空を支へゐし 人魚
[人魚 特選]
涼風やセシルカットとボブカット 静魚
[万見 特選]
来し方の道のり測る夜涼かな 桃兎
[留以 特選]
夏近し潮風かほるヴィシソワーズ 毬
句会には遅れたものの、投句、選句に参加してくださった人魚さん。 ご主人のお仕事の都合で、しばらく東京を離れることになりました。 その期間は未定ですが、ショックなニュース。 会の面々も残念がることしきりです。 でも、可能な限り句会にも参加してくださるとのこと、それを楽しみにしましょう♪ 今回の句は勿論上々で、先生の選三、皆さんの特選二、とさすがでした♪
初めて句会に参加してくださったのが今年の一月という白帆さんが、絶好調です♪ というか、いつもコンスタントに先生の特選、選をとられています。 俳句を始めてからの時間は関係ない、やはりその方の才なのだ、とつくづく思うのでした。
欠席投句の夜空さんも同じく絶好調♪ 選ばれた五句のうち四句が、特選と選。 出席なさっていたらさぞかし喜ばれたことでしょうね、夜空さん♪
さて、七月の兼題です。「避暑」「ソーダ水」「薔薇(さうび、花ばら、薔薇園」。 どのような句に出会えるでしょう♪
バラ散るや己がくづれし音の中 中村汀女
眼を上げて男眺むる金魚かな
問ひたげな下唇の金魚かな
涼風やセシルカットとボブカット
静魚
梅雨の晴れ間というにはあまりにも爽やかな週末、六月のKIMA句会がありました♪ 「爽やか」といえば秋の季語ですが、湿度が低く、暑くもなく、半袖が心地よい、そんな日はやはり爽やかという言葉しか浮かびません。 語彙が少ない…。
出席は静魚先生、毬さん、留以さん、太平洋さん、万見さん、白帆さん、そして桃兎、の7名です。 人魚さん、夜空さん、陶青子さんはそれぞれご用ができて欠席。 少し淋しく思っていたところ、句会終了間際に人魚さんと陶青子さんが駆けつけて選句してくださり、また裏句会半ばには綺羅里さん、結女さんが来てくださって、賑やかになりました。 良かった♪
兼題は「風薫る(薫風、薫る風、風の香)」「金魚(和金、琉金、出目金、蘭鋳、獅子頭)」「涼し(涼気、朝涼、夕涼、晩涼、夜涼、水涼し、庭涼し、鐘涼し)」。 人魚さん、夜空さんの投句を含め、全六十三句の中から先生の特選、選、参加者全員の特選をご紹介いたします♪ (清書順、俳句賞応募予定の方の句は伏せます。)
[河内静魚 特選]◎が特選中の一番♪
◎淋しさを赤い金魚に重ねをり 白帆
知識だけ頭でつかち阿蘭陀獅子頭 夜空
薫風や誰かに呼んでほしくなり 留以
波風を立てぬ暮らしや黒出目金 桃兎
[河内静魚 選]
金魚玉話し上手と聞き上手 人魚
てつせん花切りたくもありこの縁 人魚
薫風にパンの匂ひのころがれり 夜空
白壁の白なつかしく風薫る 白帆
すてし句の文字が離れぬ半夏生 万見
薫風のバービーハウスに行止る 人魚
琉金の尾のひれゆらり夢こぼす 夜空
散りばめし記憶のかけら星涼し 白帆
[桃兎 特選]
ゴッホになし金魚の赤の濡れし色 静魚
[太平洋 特選]
ためらひの無き鑿(のみ)跡の涼しかり 夜空
[毬 特選]
問ひたげな下唇の金魚かな 静魚
[白帆・陶青子 特選]
六月の十字架空を支へゐし 人魚
[人魚 特選]
涼風やセシルカットとボブカット 静魚
[万見 特選]
来し方の道のり測る夜涼かな 桃兎
[留以 特選]
夏近し潮風かほるヴィシソワーズ 毬
句会には遅れたものの、投句、選句に参加してくださった人魚さん。 ご主人のお仕事の都合で、しばらく東京を離れることになりました。 その期間は未定ですが、ショックなニュース。 会の面々も残念がることしきりです。 でも、可能な限り句会にも参加してくださるとのこと、それを楽しみにしましょう♪ 今回の句は勿論上々で、先生の選三、皆さんの特選二、とさすがでした♪
初めて句会に参加してくださったのが今年の一月という白帆さんが、絶好調です♪ というか、いつもコンスタントに先生の特選、選をとられています。 俳句を始めてからの時間は関係ない、やはりその方の才なのだ、とつくづく思うのでした。
欠席投句の夜空さんも同じく絶好調♪ 選ばれた五句のうち四句が、特選と選。 出席なさっていたらさぞかし喜ばれたことでしょうね、夜空さん♪
さて、七月の兼題です。「避暑」「ソーダ水」「薔薇(さうび、花ばら、薔薇園」。 どのような句に出会えるでしょう♪
バラ散るや己がくづれし音の中 中村汀女