たんぽぽの出来事種の飛びしこと
まつ白なシーツの波に朝寝かな
春深しあへない日々であるやうに
静魚
ゴールデンウィークの初日、穏やかであたたかな今日、四月のしろかね句会がありました♪ 行き帰りの道々、たくさんの花に出会いました。 本当に情けないのですが、花の名前を知らなくて、でも心惹かれる花には思わず引き寄せられてしまいます。 と云ってそれが句に詠める、ということでもないのですが…♪
さて、ご報告です♪ 連休だけにご用の方が多く、出席は静魚先生、杜稜さん、酔雲さん、分水嶺さん、夜空さん、桃兎の六名。 少し寂しいように思いましたが、明るく楽しいのはいつもと同じ♪ 遠く今治の走流さんからの投句を含め、当季雑詠全四十九句の中から、先生の特選、選、参加者それぞれの特選を清書順にご紹介いたします。
[河内静魚 特選]※全三句、内一句走流さん。
桃の花母の残せし車椅子 酔雲
◎春光や胸につかへしものひとつ 桃兎
[河内静魚 選]
花は葉に後ろ姿を見てゐたり 酔雲
寺若葉御朱印まつ直ぐ押されけり 夜空
まぶしさを天にとどめて花水木 杜陵
日照雨(そばえ)して伊予路はもの芽明かりかな 杜陵
相方を求め続けて桜貝 分水嶺
余花の雨招き狐を撫ぜていき 夜空
栖鳳の斑猫うごく暮の春 桃兎
伊予の温泉(ゆ)の愚直にかへる日永かな 杜陵
[杜陵 特選]
蒲公英の絮(わた)の栖(すみか)を訪ねたし 分水嶺
[桃兎 特選]
春日傘卵のやうにひらかるる 静魚
[夜空 特選]
栖鳳の斑猫うごく暮の春 桃兎
[分水嶺 特選]
走流句
[酔雲 特選]
囀りや悲恋似合はぬをんな達 夜空
夜空さんの「余花の」句は、内子の事を詠まれたのだそうです。 静魚先生はじめ毬の会の面々総勢16名が結女さんのコーディネートで先日、2泊3日の松山旅行にいらしたのです。 訪れた内子座の屋根には招き猫、ならぬ招き狐が乗っているとか。 旅の想い出の句は夜空さんのお得意♪ 残念ながら参加できなかった私ですが、一緒に招き狐を見上げているような気持になりました。
旅行にいらしたのは他に杜稜さん、酔雲さん、分水嶺さんも。 地平線さんが撮られた写真を皆で楽しく拝見しました。 どれも本当に楽しそうで、いい写真でした♪
今日は初めての季語(ちゃんと勉強していない証拠…)、言葉、難しい漢字がいくつかありました。 「物芽(ものめ、ものの芽とも):広範囲に捉えた植物の芽[春]」「蘖(ひこばえ):切株から萌え出る若芽[春]」「松前渡る:江戸時代、商人たちが津軽海峡を越えて、海産物の豊かな松前藩に渡ったことをいう[初夏]」「日照雨(そばえ):日が照っているのに雨が降っている、という気象状態」「絮(わた)」
なかなか書けません、蘖、なんて! リーディンググラスを持ってしても無理…。 読めません、日照雨(そばえ)、なんて! でもやはり日本語は豊かですね。 俳句にはこうした楽しみもあるんだな~、と思った次第♪
しろかね句会、来月は25日、楽しみです♪
まつ白なシーツの波に朝寝かな
春深しあへない日々であるやうに
静魚
ゴールデンウィークの初日、穏やかであたたかな今日、四月のしろかね句会がありました♪ 行き帰りの道々、たくさんの花に出会いました。 本当に情けないのですが、花の名前を知らなくて、でも心惹かれる花には思わず引き寄せられてしまいます。 と云ってそれが句に詠める、ということでもないのですが…♪
さて、ご報告です♪ 連休だけにご用の方が多く、出席は静魚先生、杜稜さん、酔雲さん、分水嶺さん、夜空さん、桃兎の六名。 少し寂しいように思いましたが、明るく楽しいのはいつもと同じ♪ 遠く今治の走流さんからの投句を含め、当季雑詠全四十九句の中から、先生の特選、選、参加者それぞれの特選を清書順にご紹介いたします。
[河内静魚 特選]※全三句、内一句走流さん。
桃の花母の残せし車椅子 酔雲
◎春光や胸につかへしものひとつ 桃兎
[河内静魚 選]
花は葉に後ろ姿を見てゐたり 酔雲
寺若葉御朱印まつ直ぐ押されけり 夜空
まぶしさを天にとどめて花水木 杜陵
日照雨(そばえ)して伊予路はもの芽明かりかな 杜陵
相方を求め続けて桜貝 分水嶺
余花の雨招き狐を撫ぜていき 夜空
栖鳳の斑猫うごく暮の春 桃兎
伊予の温泉(ゆ)の愚直にかへる日永かな 杜陵
[杜陵 特選]
蒲公英の絮(わた)の栖(すみか)を訪ねたし 分水嶺
[桃兎 特選]
春日傘卵のやうにひらかるる 静魚
[夜空 特選]
栖鳳の斑猫うごく暮の春 桃兎
[分水嶺 特選]
走流句
[酔雲 特選]
囀りや悲恋似合はぬをんな達 夜空
夜空さんの「余花の」句は、内子の事を詠まれたのだそうです。 静魚先生はじめ毬の会の面々総勢16名が結女さんのコーディネートで先日、2泊3日の松山旅行にいらしたのです。 訪れた内子座の屋根には招き猫、ならぬ招き狐が乗っているとか。 旅の想い出の句は夜空さんのお得意♪ 残念ながら参加できなかった私ですが、一緒に招き狐を見上げているような気持になりました。
旅行にいらしたのは他に杜稜さん、酔雲さん、分水嶺さんも。 地平線さんが撮られた写真を皆で楽しく拝見しました。 どれも本当に楽しそうで、いい写真でした♪
今日は初めての季語(ちゃんと勉強していない証拠…)、言葉、難しい漢字がいくつかありました。 「物芽(ものめ、ものの芽とも):広範囲に捉えた植物の芽[春]」「蘖(ひこばえ):切株から萌え出る若芽[春]」「松前渡る:江戸時代、商人たちが津軽海峡を越えて、海産物の豊かな松前藩に渡ったことをいう[初夏]」「日照雨(そばえ):日が照っているのに雨が降っている、という気象状態」「絮(わた)」
なかなか書けません、蘖、なんて! リーディンググラスを持ってしても無理…。 読めません、日照雨(そばえ)、なんて! でもやはり日本語は豊かですね。 俳句にはこうした楽しみもあるんだな~、と思った次第♪
しろかね句会、来月は25日、楽しみです♪